3つの学習タイプとVAK(視覚・聴覚・体感覚)の強化方法

英単語からイメージが浮かべることができますか?
頭の中で好きな曲を流すことができますか?
モノマネは得意ですか?

例えば英単語から単語のイメージがはっきりと浮かぶ人は視覚的な記憶力が優れていますし、曲を頭の中で流すのは聴覚的な記憶です。モノマネは声質を含めた体の使い方を記憶しているからこそ可能なワザです。

私たちは五感を使って物事を理解したり記憶しますが、記憶の種類によって、結びつく感覚に違いがあります。

視覚・聴覚・触覚(体感覚)・味覚・嗅覚という五感のうち、ソムリエや料理人であれば嗅覚や味覚が超重要なのですが、その他ほとんどの学習において主に使用されるのは視覚・聴覚・触覚(体感覚)です。

視覚的・映像的な記憶が強い人はV(Visual:視覚)タイプ、聴覚的・音声的な記憶が強い人はA(Auditory:聴覚)タイプ、そして体感覚的な記憶が強い人はK(Kinesthetic:体感覚)タイプです。

理解力や記憶力の優れた人は、これらVAKの感覚をうまく使って理解したり記憶しています。

圧倒的に視覚的な記憶力が強い人など、ひとつの感覚が飛び抜けている人もいますが少数派です。ほとんどの頭の良い人、学習能力の高い人は、複数の感覚をうまく組み合わせて使っています。

誰もが全ての感覚を使っていますが、個人個人で得意な感覚、不得意な感覚もあります。

そこで自分が何タイプなのか?どの感覚が優位なのか?把握しておくと役に立ちます。

ちなみに私は完全に視覚優位の視覚タイプ(Vタイプ)です。次に強いのが聴覚、一番弱いのが体感覚です。

話し方から分かるVAKタイプの特徴

■視覚タイプの特徴

・基本的に早口。頭に浮かんだイメージを言葉で翻訳している。
・イメージを元に話すので、文章的に乱雑なこともある。言い間違えも多い。
・抑揚は少ない。
・手や指を細かく動かしながら話すことが多い。
・何かを考えたり思い出す時、上の方向を見ることが多い。

■聴覚タイプの特徴

・一定のテンポで話す。
・言葉としての記憶を元に話すので、きれいにまとまった文章として話すことができる。
・手はあまり動かさない。
・何かを考えたり思い出す時、左右どちらかを見ることが多い。

■体感覚タイプの特徴

・ゆったり落ち着いた話し方。
・言葉数は少ないが説得力がある。
・手を動かす場合、視覚タイプと違い、動きが大きい。
・何かを考えたり思い出す時、やや下向きを見ることが多い。

■VAKタイプの横断比較

・マシンガントークをするのは視覚タイプか聴覚タイプ。1つの物語を読むように話すのは聴覚タイプで、視覚タイプは色々なことを話す。

・視覚タイプは情報で説得し、聴覚タイプは論理で説得し、体感覚タイプは迫力で説得する。

・話していて頭がよく見えるのは視覚タイプ、頭の回転が速く見えるのは聴覚タイプ、思慮深く見えるのは体感覚タイプ。

・血液型で言えば、視覚タイプはB型、聴覚タイプはA型、体感覚タイプはO型。

VAKは『学習タイプ』ではなく『記憶タイプ』

VAKは『3つの学習タイプ』と言われます。

例えば英単語を学習するときに、視覚タイプは映像的に物事を理解するので、単語の絵や写真を見ながら学ぶと良いと言われます。聴覚タイプは音声的に理解するので単語を読み上げると良いと言われます。体感覚タイプは体の動きが大切なので単語を紙に書くなど手を動かすと良いと言われます。

本当にそうでしょうか?

私の経験上、VAKタイプで学習方法を決めるというのは、完全に間違っていると思います。

例えば私は完全に視覚タイプなので、英単語はイメージとして記憶しています。

でも、英単語を覚えるときには写真やイラストなど、視覚的なイメージは必要ありませんし、ないほうが好きです。

なぜなら、音読しても、書き取りをしても、どのようなインプット形式であっても、最終的に脳内でイメージとして記憶されるからです。

記憶が視覚的なだけであって入力方式は関係ありません。むしろインプット形式が何であっても、最終的に視覚的・映像的に記憶できるからこそ視覚タイプなわけです。

最終的に記憶が視覚的に残るからこそ私は視覚タイプですし、視覚的な記憶をもとに話すから、話し方が視覚タイプの話し方になるんです。

つまりVAKタイプはインプット形式の得意不得意ではなく、記憶の保存形式の得意不得意です。

インプットは全ての感覚を使う

そもそも、学習する内容によってインプット方式はある程度決まってしまうことがほとんどです。

例えば英単語は大学受験レベルであっても何千語も覚えないといけません。視覚タイプ向けに、何千語もある単語全てにイラストをつけることはどう考えても不可能です。

もちろん、誰もが経験しているように、英単語の文字をただ見るよりも、音読したり、書き取りをしたほうがしっかりと記憶に定着します。

私自身は体感覚が弱いですが、英語の勉強をしていたとき、チャップリンやスティーブジョブスの演説、CNNやBBCのニュースキャスターを『モノマネ』することで非常に短期感で英語を身につけることができました。

さらに私がTOEICで900点を取得した時、学習の中心は『オーディオブック』でした。オーディオブックとは、本の著者やナレーターが本の内容を朗読して音声にしたものです。3つの学習タイプで言えば聴覚タイプ向きの教材ですが、私はほとんどの英語学習をオーディオブックで行ったのです。

つまり、私自身は視覚タイプではあっても、インプット時は聴覚も体感覚も使った方が効果的なんです。

どう考えてもVAKタイプによってインプット形式を変えるのはナンセンスです。

映像でも音声でも体の動きでも、使えるチャンネルは全て使うのが最も効果的な学習方法です。

VAKタイプ=スキル特性

VAKはいわば能力特性です。

ドラクエで言えば、メラ系(火属性)なのかヒャド系(氷属性)なのか、ハンターハンターでいえば、強化系なのか操作系なのかというのと同じです。

自分の能力特性に合わせたスキルは上達が早く、特性のないものは上達が遅くなります。

VAKタイプで学習方法を決める必要はありませんが、自分自身の特性を発見するためはかなり役立ちます。

例えば速読を含めて本を読む能力は視覚的な比重が高いので、視覚タイプが得意なスキルです。

人前で話したりする場合、音声的な能力が必要です。あなたが聴覚タイプであれば、それほど苦労せずにうまく話せるようになるでしょう。

典型的なリーダーや経営者像は体感覚タイプです。体感覚タイプは最も『オーラ』『迫力』『雰囲気』などが出しやすいタイプだからです。

自分のVAKタイプに合わせてスキルや経験を磨くと上達も早いはずです。

メイン特性とサブ特性

たとえば視覚タイプは速読力を上げやすいのですが、本を読むだけでは意味がなくて、それをもとに文章を書いたり、人に話したりして初めて使えるスキルになります。

自分のVAK特性を伸ばしながら、同時に他の感覚も鍛えていく必要があります。

例えばサッカー選手の場合、決定的に重要なのはもちろん体感覚です。ドリブルのタッチ、キックの精度など、テクニックは体感覚が優れていなければ身につけることができません。一言で言えば運動神経が悪いサッカー選手はいません。

でも、それだけでは不十分です。プレイヤー全体を見渡す視野など、高い空間把握能力=視覚の強さが最終的にはプレイヤーが一流になれるかどうかを決めると言われています。

明らかに体感覚優位であるスポーツ選手であっても、体感覚+視覚の両方を高いレベルに強化しなければ一流にはなれないのです。

このブログ記事を書くことを考えても、私は視覚タイプなので本を読んだり情報を集めることは得意なのですが、もともと人に話をしたり、文章を書くことはすごく苦手でした。

VAKで言えば、視覚は強くても聴覚が弱かったのです。私のメイン特性は視覚ですが、サブ特性として聴覚を強化する必要がありました。

今でもけっして文章はうまいとは言えませんが、ある程度長い文章も書けるようになったのは、聴覚(音声感覚)を鍛えて、強化したからこそなんです。

そこで、VAKそれぞれの強化方法を紹介したいと思います。

VAKを強化する方法

■視覚の強化方法

視覚的能力を強化するために効果的なのは『映像化』のトレーニングです。

映像化のトレーニング方法自体も色々ありますが、特にもともと視覚タイプの人向けにおすすめしたいのは、『音』に色や形をつけるトレーニングです。

例えば、私の感覚では、ピアノは青っぽい紫ですし、バイオリンは黄色に感じることが多いです。

まず、シンプルな楽器構成の曲を聞いて、楽器ごとに色をつけてみましょう。

本格的にトレーニングする場合、色々な音源を収録したCD(サンプリングCDと言います)を手に入れて、それぞれの音に対して色や質感を答えていきます。『柔らかい青』『透明感のあるエメラルドグリーン』などです。

正しい答えはありませんし、日によって答えが変わっても問題ありません。初めは曖昧な感覚であっても、練習することで視覚が強化されて鮮やかな色が認識できるようになってくると思います。

この色付けトレーニングは効果的ですが、少し高度なので、視覚タイプ以外の人だと最初はうまくできないことがあります。

視覚タイプの人以外は、次のトレーニングも試してみてください。

聴覚タイプの人であれば、音楽を聴くときに『音像』をイメージするようにしてみましょう。

大体はボーカルが中央にくると思いますが、音の『輪郭』を意識しながら聞くことで、音楽を聴きながら視覚のトレーニングを行うことができます。

体感覚タイプの人におすすめなのは、いわゆる『イメージトレーニング』です。

体感覚タイプの人はもともと体の使い方がうまいので、スポーツでも仕事でも、自然と体で覚えてしまうのですが、それをあえて映像化してみるのです。

毎日の仕事や、家事をしている自分の姿を映画を見るようにビジュアライズして、頭の中で再生して見て下さい。

視覚が強化できるだけでなく、スポーツのイメトレと同じで、より効率的に体が動くようになるので一石二鳥の効果がありますよ。

■聴覚の強化方法

聴覚の強化方法で絶対にオススメなのは、『シャドーイング』です。シャドーイングとは話し手の後について同じように話していくことです。

英語の学習方法としておなじみの方法ですが、英語を勉強している人はもちろん、英語を勉強していない人は日本語のラジオやニュースをシャドーイングしても全然OKです。

ある程度シャドーイングすること自体になれたら、シャドーイングの感覚を短くしたり、長くしたり調節できるように練習していきます。

ニュースが『本日の新宿区の天気は晴れのち曇りです』だった場合、短いバージョンでは「ほ」とニュースキャスターが言った後すぐに「ほ」と声に出します。「ん」と言ったら「ん」です。

長いバージョンでは「本日の新宿区の」と言うところまで待って「ほんじつのしんじゅくくの」と声に出します。自分が話している間にキャスターは次の「天気は晴れのち曇りです」とどんどん続けるので、それを耳で聞きながら記憶しておく必要があります。

短いバージョン、長いバージョンそれぞれ別の難しさがあります。

聴覚を強化するもうひとつの方法は速聴(R)です。※ちなみに速聴(R)はSSR社の登録商標です。なので(R)をつけています。

一昔前は高額な機器や特殊な音声ソフトが必要でしたが、現在は無料のソフトやアプリで簡単に音声の倍速再生が可能です。

むしろ元となる音声を用意する方が大変かもしれませんが、間違いなく効果はあると思います。速度は3倍速くらいで聞くのが一番トレーニングになると思います。

■体感覚を強化する方法

体感覚を強化する方法自体はすごく分かりやすくて、一番はスポーツをすることです。

スポーツの中でも、ジョギングやウォーキングなど、ただエクササイズをするだけでは不十分です。サッカーやバスケなどはかなり良いのですが、最も良いのは『ダンス』だと言われています。

色々なジャンルのダンスがありますが、是非見て欲しいのが『社交ダンス』です。youtubeなどで世界レベルの社交ダンスを見てみると、おそらく驚愕すると思います。

体のキレが異次元です。

なぜダンスが良いのかというと、常に体の隅々まで神経を使うからです。神経は使えば使うほど強化されるので、ダンスによって体全体の感覚が強化されるのです。

ダンサーではありませんが、体感覚について、おそらく世界で最も考えている人が『武井壮』さんです。

武井さんが常に言っているのが「自分の思い通りに体を動かす」ことの重要性です。

例えばペットボトルを持つ動作にしても、何となく持つのではなく、「まず人差し指が触って次に中指、反対から親指・・・」というように、一つ一つの動作を意識することで、日常生活全てがトレーニングになるのです。

スポーツをする時間がない人は、1日10分でもいいので、自分の動作をできる限り細かく意識して、意識と体の動きを一致させるトレーニングを行うだけでも、体感覚を強化することができます。

まとめ

VAKタイプは、どのタイプが良いということはありません。

まず学習段階では理解力・記憶力が高い人は、どのタイプであっても、特定の感覚に頼らずに、複数の感覚を組み合わせるのがうまいのです。

本当に効率的な学習方法とは、使える限りの全ての感覚を使う学習方法です。

そのため視覚・聴覚・体感覚それぞれのレベルを上げることで、学習能力そのものが上がります。理解力、記憶力、すべての能力が上がっていきます。

学んだことを仕事やスキルとしてアウトプットする段階ではじめてVAKタイプが方向性を決めることになります。

インプット時は全ての感覚を使いますが、アウトプットは選択と集中が大切です。

自分のVAKタイプを把握して、自分にとって最も能力を発揮できる仕事を見つけたり、人にマネのできないスキルを身につけるために役立てましょう。


私は過去10年以上、様々な脳に良いとされるサプリメントを試してきましたが、その中で欠かさず飲み続けてきた成分がDHAです。

ただしDHAサプリにはとにかく「魚臭い」という欠点がありました。

私の知る限り、魚臭さもなく、あらゆる面で欠点がない唯一のDHAサプリが『きなり』です。

即効性も高く、飲んで数十分後には頭の中がクリアになる感覚があります。

海外の有名サプリブランドの製品も含め10種類以上のDHAサプリメントを試してきましたが、
『きなり』がベストです。

脳に良いサプリを探している方には、今一番おすすめのサプリです。